光陽 (こうよう) Koyo

分類    薄葉系統  縞甲系
作出年代     昭和49年(1974年)
登録    平成元年
作出者   水野淳蔵 (豊明園2代)
命名者   水野淳蔵 (豊明園2代)
登録者   水野淳蔵 (豊明園2代)
作出地   愛知県  (豊明園)

 

光陽 (こうよう) 鉢4.5号 地は艶消しで厚く、やや黄色みを帯び、黄白色の大覆輪をかける。葉先は丸止めで、葉丈がつまり、葉姿が美しい。粗い総雅糸竜に玉竜をのせ、小型縞甲の代表種。性質 強健で作りやすい品種。

小型縞甲の代表種。縞甲系は大葉と変わらぬ大きさの大型のものや、「豊明海」「月光」などの中型のものと大きなものが最初にでてきた。だんだんと交配が進むにつれ、羅紗系統との親との交配が進み、縞甲系と羅紗系の両方のよさをもつ品種が出てきた。縞甲系の強い雅糸龍に、大きさのある迫力と、羅紗の小型さと芸の緻密さや変化の大きさが加わり、両系統のよさを凝縮したような本種ができた。

詰まった葉に葉幅広く、その広い葉前面を覆う雅糸龍は力強い。水、日光、風通し、肥料、若さで雅糸龍も変化し、荒いものから、非常に繊細な雅糸龍をみせ、芸の幅の広さに驚かされる。姿もまとまりやすく、葉数もくるので、太平洋側の夏場暑い場所なら2年の葉を持たせればかなり美しい姿を楽しめる。縞甲系のよさでもある、若いうちからよい雅糸龍をみせてくれるので、長くゆっくり楽しみたい人は1-2才の若苗の生長を見守るのがおススメ。梅の咲くころ、桜の咲くころ、肥料をやり、竹酢液やワラ灰、スーパーワンなども使いながら春からの芽伸びを楽しみたい。
竹酢液 防虫 病気は虫が主に媒介するので、まず虫が嫌がる環境をつくります。

薄葉・縞甲系統。地は艶消しで厚く、やや黄色みを帯び、黄白色の大覆輪をかける。葉先は丸止めで、葉丈がつまり、葉姿が美しい。粗い総雅糸竜に玉竜をのせ、小型縞甲の代表種。性質 強健で作りやすい品種。姿よく、華やか素晴らしい木雅糸龍すばらしい。どの葉も見事な雅糸がでて、見る者を引き込みます。

黄白色の大覆輪をかけ、雅糸竜・玉竜を見せる。
おもとの丈夫な品種・縞甲竜 光陽(こうよう)
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第58回全国万年青名品展で縞甲系の特別賞に輝き、一躍注目を浴びるようになり、以降人気が続く。太陽と近い魅力をもっているので、再度注目されている品種。交配は、『三河大宝』×『晃明殿親』

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若い頃、2~3才。芸も早いので楽しめる。葉巾も引き、太陽と共に楽しんでもらいたい品種。

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光陽(こうよう)
新根が勢いよく出てきています。下葉が落ちるのは新根が葉を破ったためです。
おもとの用土は矢作砂・パミス・富士砂ととても相性が良いです。用土は自分の灌水の仕方に合わせた用土を配合して調節します。品種によって良く見ると根の太さ葉の厚さの違いがあります、それにより配合を少し変えてみると良くできることがあります。
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光陽(こうよう)
水管理が上手にできると根落ちがなくなります。今年は5.6.7月の35℃も気温が上がった時の水遣りで差がでました。最近は気象条件が毎年変わります本の管理の書いてあるままおこなうと違う場合もあります。草木を見ながら水かけします。気温が高い場合は夏管理にしてみます。
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第43回静岡おもと名品展 2013年11月23日

縞甲竜系統
縞柄と甲竜の特徴を持った系統。縞甲系統ともいう。錦麒麟、光陽、晃明殿に代表される。
入門品種に、四海波、雪渓錦。また、人気の品種に、月光、雪雷、晃明殿、丹渓、光陽、錦麒麟。太陽や、萬陽もこのジャンルに属する。