おもと 置き場所 棚

お棚紹介 お棚工夫

三河のお棚紹介 自作のお棚、始められて2年2ヶ月、35鉢前後おもとが集まりました。

お棚
羅紗系と千代田羅紗、千代田、獅子を楽しんでおられます。おもとを置いてある下の網は100均で、通風がしっかりとれる、後ろにダイオネット、前はすだれ。
お棚も、最初は手近にある材料を使って作れば、5000円もかからずに、工夫好きの方ならお金をかけずにお棚は出来ます。
ひもで途中まで陽射しに合わせて
すだれをおろして、遮光具合を変えれます。横からの風通しはよいようにしてあります。
カーポートに取り付けたよしず
お棚から見て10時の方向から日が昇り、4時、5時の方向に日が落ちます。真昼からは家の陰になりますが、それでも昼ごろに入ってくる強い陽射しを避けるために左側のよしずを、昼から陰になる場所は、ここ最近の夏の暑さに適した場所です。周りの立地を考えて、一番よい日の位置を選ばれました。
以前のおもとの本には、南側の場所が最適となっていますが、温暖化した現在の気候では春までは首が太くなり、根も張りよいのですが、強すぎる日による葉焼けが心配なので、しっかりとした遮光と、風通しが以前よりも必要になってきました。
こういった家や生け垣などで西日除け、正午の強い陽射しを除けれる場所が適地になりつつあります。
※福島以北ではそこまで強い陽射しを遮光しなくても良いようです。太平洋側は気を付けます。
カーポートなので、愛車の横に車が入るとちょうどこういった形になります。
平日はお仕事をされているので、午前中の柔らかい日がしっかりと入ります
朝も6時に置き、車を移動させ、東からの朝日を当てて。
金枠用に作ったわけではないそうですが、ちょうど金枠がすっぽり入ります。
金枠は強い風が急にふいても問題なく、オモトが倒れてまた植え替えということにもならないので便利です。また、ねこなどがいたずらもしにくいです。

後ろから(北側から)の雨にも対応できるように簡易ビニールを作成、たためます。

冬場、日を取るために作られたお棚。風除けのネットも、現在はおもとの道具入れに

先ほどのお棚に入っていたおもと用土。これだけ作ってあれば、ほぼすべての植え替えが出来ます。大、中、富士砂、立派な木の板を台にして

収納もばっちりねこよけ

金枠などの入れる枠がなく、そのまま置いてあるだけの場合、稀にネコに遊ばれてしまう事があります。ねこは可愛いのですが、こういうときは厄介です。豊明園では竹酢液を散布、また濃い物を温室の出入り口に散布することで防いでいます。

水遣り、薬剤散布道具
普通の水遣りと、
竹酢や微量要素、自作の液肥などを薄めてじょろで
ダコニールやダイセンなど殺菌剤を噴霧器で
大量に要らないのでスポイトなどがあるとちょうどうまく希釈出来ます
お棚を作る時に、日と同じくらい大事なのが、水ができるかどうか、いくつか皆さんのお棚の場所候補があっても、水遣りが出来なければおもとができません。
お客様も近くに水場があるこのカーポートが一番の場所に、水場、水道が近くにない場合は、長いホースで水を持ってくる、近くに水甕を置き、そこに水をためて、古くからのお客様では、水甕を地面にある程度埋め、転倒防止と、地熱で冷やしている方もおられます。
温室のある方はすぐにおもとを置く場所がありますが、なかなか最初から完璧に用具、場所が揃っている方はいません。皆さんご自分の環境に合った工夫で、
おもと置き場を自作されています。
おもとはまた日は要りますが、基本的に日陰植物なので、家の南側なら遮光を、家の北側ならそのままでも作れます。最初の一鉢から3鉢なら場所を選びませんが、10鉢、数10鉢となると少し考えるとよい場所が見つかります。今までの本には100鉢以上のお棚ばかりが取り上げられ、10鉢から50鉢のお棚について手が届いていませんでした。そんな参考になればと取材を許可して頂きました。
本当に有難うございます。
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鉢かけかざり
当日飛び入りで展示して下さいました
ちょっとしたスペースでおもとを楽しむにはぴったりの鉢かけ
ハンガーなどを丁寧に細工し、鉢がずれないようにしています
日の当たる場所へ動かすことも、日陰や風通しの良い場所に動かす事も簡単に出来、鉢の乾きも良いです。
楊枝を挿し、鉢の乾きをみています
微妙な乾き具合、湿り気をみて、鉢の中の湿気を想像します
力和は一番小さな7㎝の鉢で管理
より小型に作る事を楽しんでおられます
小型の中の芸の魅力については教えられることが多いです