黄金宝 (おうごんたから)

分類    薄葉系統  黄色実
作出年代     不明
登録    不詳
作出者   不詳
命名者   不詳
登録者   不詳

黄色実おもと

黄金宝(おうごんたから) 5年生 鉢6.0号
来歴 富士山麓裾野に自生している物を見つけ繁殖。観賞親 寒さが近づくと実が黄色に色づく。江戸時代の文献に記載されています。黄色実おもと

黄金宝(おうごんたから)  8月24日 実は葉と同色、膨らみ始める。

黄色実おもとの実は5月6月頃に花が咲きます、7月頃から膨らみ、暑い時期は緑色です。少し涼しくならないと黄金色に変わりません。霜に当たるようになると真っ黄色になります。

黄金宝(おうごんたから)  11月16日 実は大きくなり色が少し変わる。この時期から寒さに当てないと黄色く変化しません。

黄金宝(おうごんたから)  12月28日 実は黄色に 寒さに当たり黄色く変化。

黄金宝(おうごんたから)  12月31日 実は黄金色 寒さに当たり黄色く変化。

風水 幸福を呼ぶ福おもと  丈夫で作り易い、繁殖特によい。露地植え可

黄金宝(おうごんたから)   実は黄金色 寒さに当たり黄色く変化。

富士山麓裾野に自生している物を見つけ繁殖。観賞親 実が黄色に色づく。

風水 幸福を呼ぶ福おもと  丈夫で作り易い、繁殖特によい。露地植え可

 

光琳 (こうりん)

分類    薄葉系統  縞甲系
作出年代     昭和30年頃
登録    昭和54年
作出者   不詳
命名者   樋口重蔵 (東京都)
登録者

 

光琳(こうりん)7年生 5.5号鉢
縞甲竜系。地変わり縞甲竜型。中型種。濃い緑色の艶のある地に、黄色みかかった覆輪が深くかかる。葉先は鋭く尖り、葉肉はやや厚め。甲竜、緻密な雅糸竜が現れ、上品な感じの品。

光琳(こうりん)7年生 5.5号鉢
光線を良く摂ると雅糸竜が黄金色に輝きます。濃紺緑色の厚葉に白覆輪を現し雅糸竜は黄金色に輝きます。性質は普通品種繁殖は芋吹き。

金剛海 (こんごうかい)

分類    薄葉系統  縞甲系
作出年代     昭和29年
登録    昭和54年
作出者   谷口徳三郎 (福島県)
命名者   内野舜二 (神奈川県)
登録者   増島松蔵 (神奈川県)

中型種。若木のうちは葉幅はやや広いが、親木になると樋葉となつて狭くなる。葉姿は品の良い中立ち葉となり、やや葉先の尖った、純然たる地変わり縞甲竜である。やや黄色みのかかった覆輪を現し、葉全面に細かい櫛ですいたような雅糸竜があらわれ、葉の中央には高い甲竜も現れる。性質は強健、採光は十分に、施肥は普通。

金剛海(こんごうかい) 4年生 3.8号鉢

万年青 12月

自然の移ろいにしたがって、寒くなれば寒くなったように、オモトにも、少しは寒さを知らせてやります。

 

万年青の冬 岡崎 豊明園

豊明園第二温室  天窓 東・南の窓は全開の状態で管理  12月5日

外の培養所 ビニールで霜よけ 潅水の間隔5日目  12月5日

12月おもとの過保護は禁物で、昼夜の温度差は15度前後までに管理、冷たい西、北風に吹きさらすと葉が傷んで弱りますから風囲いをして下さい。-3℃までは心配は要りません。
(露地植えのオモトは少し葉が垂れますが、春になると元気になります。)

第一温室の前側は防風ネットを張ってあります。  12月5日

オモト 福の光(ふくのひかり) 根っこ、元気よく。12月9日

オモトの実色づく 12月11日

あまり早くから室内に取り入れたり、暖房のきいた部屋に置いたりしますと、オモトが軟弱になってしまいます。とはいつても、凍らせてしまったり、寒い風に吹きさらしたのでは、オモトは傷んでしまいます。

オモトの実そろそろ実を切り保存する珠紅色 品名を書いて新聞紙に包み保存(あまり乾燥させないこと・冷暗所)

潅水

水やりは、晴天の日の午前中に一回やり、風で乾くようであれば一振りサッと振り水をしておきます。早朝や冷え込みの厳しいときは水やりを避け、外気が上昇して暖かくなってからにします。

水やりは外気の温度が上がってから10時前後又は午前中が良いです。
早朝や夜遅くなって冷え込みの厳しい日の水遣りは避けて下さい。
東海・関東地方では目安として混合砂上の場合3日から4日目に水遣り。
朝明砂単用の場合2日目に水遣り。
ポイント
中の用土が湿っている状態、水遣りの間隔をあける。 少し表土が乾いてから水遣り。

採光

柔らかい午前中の採光をしています。12月19日

雪の多い地方では、充分な採光もできませんが、オモトはそれでもよく育っています。このことを思えば、あまり強い光線はこの時期に必要ではないようです。

紅流し 寒さに当たると葉脈が紅をさす。12月19日

防風

寒いときはビニールとよしずで寒さよけ。12月13日

関東から西の地方で、まだ、屋外の棚に出したままの所でも、寒冷紗や防風ネットで囲いだけはしたほうが良いでしょう。強い北風が吹きだしたら、寒冷紗では防ぐことができませんから、屋内に取り入れます。

冬の寒さ対策

防寒

不織布で覆う、夜間しめて湿度を保ちます。12月24日

寒冷地を除いて、とくに、暖房の必要はありません。関東から西の地方はでも、中旬になりましたら夜間は室内に取り入れます。北の地方で温室を利用されるときは、日中の温度があまり高くならないように、窓を開けるなどして換気に注意します。もし暖房のきいた部屋に取り入れる場合は、高い温度と乾燥に注意しなければなりません。

おもとの耐寒性

おもと葉垂れる 対策

葉が垂れる場合新聞紙で覆う、又棚下、地面に近い場所に移す。

 

施肥

必要ありません。

気温が高い場合は根が動いているので液肥を行います。

おもと 豊明園 第一温室 12月24日

病害虫の予防と駆除

温室の中では、病気も害虫も遠慮なく活動しますから注意します。

賀松 (がしよう)

分類   実親系統 千代田斑
作出年代 昭和年
登録   昭和年
作出者  志賀孝司(愛知県)
命名者
登録者  日本萬年青実生研究会

千代田斑の生える実親幻の千代田羅紗「栄松」を生やした親木。濃緑色の葉
実付き子上良い品種。ふっくらした葉型素直な姿で葉巾も広い、この木を自家交配、他家交配でも一攫千金の宝くじを楽しめます。千代田羅紗は交配の中でもダントツに難しい確率は皆さんご承知の通り。千代田の確率、また、その中で羅紗がでる確率なので交配の最高峰といってよいでしょう。その中でもかなりの確率を期待できます。

8月4日の写真 実が膨らみ濃緑色の艶のある姿になる。

賀松 2年生

 

1月14日の写真 『賀松』 千代田の実親

相手次第で千代田羅紗をはやす。千代田斑美しい実生が生えやすい。それにしても、こんな紺地の強いおもとから千代田がはえるのは不思議。千代田の実親はほとんどがこのような紺地のおもとです。1月に入り実の取る時期になりました。

生えの柄

松谷千代田 (まつたにちよだ)

分類   実親系統 千代田斑
作出年代 年
登録   昭和年
作出者  松谷正太郎 (東京都)
命名者
登録者  日本萬年青実生研究会

松谷千代田(まつたにちよだ) 10年生 鉢8.0号
実親 交配を行う事の目的に使う又観賞用にも。

安政4年に生えた『根岸の松』が母体となった『松谷千代田』という実親から明治末期には『千代田の松』が生まれています。松谷氏が根岸の松を交配して作出した実親

濃緑色の厚い葉に二面竜・雅糸竜・甲竜を現す。
実付き特に良く、種子を蒔くと千代田斑の実生が生える。千代田系の銘品が多く作出されます。おもに共交配が多い。10%前後の確立性質は強健で作りやすい品種です。

 

実親・松谷千代田は、明治時代に東京浅草蔵前のおもと趣味家、上総屋・前田源太郎が華族・松平某夫人愛倍の根岸松の青葉の割子を譲り受け、培養を重ね改良を加え、そのうち青葉であるが竜のあるものを一本得、これを実親として大切に育てた。それには、もちろん根岸斑のあるなにかが生えるという思惑があったことであろうが、のちに故あってやむを得ず他に譲渡してしまった。

松谷正太郎はこのことをたいへん残念に思い、一つにはおもとの師である前田源太郎のために、また一つには彼自身のためにも惜しみなく大金を投じ、これを引き取った。
その後、肥培し結実させては種子を採り、播種を続けるうちに、明治39年になって実生逸品を得た。この実生を「千代田の松」と名づけ誇りとした。しかし、これは一本も繁殖することなく惜しくも枯死してしまった。そして、大正元年に新たに生えた実生に、再び千代田の松と名づけた。

大正7年、初めて千代田の松の芋吹きを得、その年これを愛知県の高須七郎に金壱萬円で譲渡した。いかに大正成金が輩出したときとはいえ、かたや米価の騰貴による米騒動が全国を席巻していたときのことであるから、世人が驚いたのも当然のことである。

千代田の松を生んだ実親からその後、生まれたものに宝田の松、祝田の松、日出の松、御賜の松、があり他に瑞穂の松、三光の松、千歳の松などいく種かの逸品が生えている。絶えてしまった実生もあったようであるが、年々生える実生で残しておいたものは、千代田の松が生えた時の姿を基本として、これに劣るようなものは惜しげもなく切り捨てたというから、その数は非常に少ない。それでこそ一連の千代田斑系のおもとに王者の風格が保たれたのである。

王 将 (おうしょう)

分類    薄葉系統  剣葉系
作出年代    昭和20年頃
登録    昭和34年
作出者   不詳(愛知県)
命名者   河原井武(東京都)
登録者   河原井武(東京都)

王 将(おうしょう) 5年生 鉢3.8号
剣葉系の小型種。濃紺緑色で葉は厚葉の浮き地で雅糸竜、本剣、鈴虫剣、熨斗葉を現す品種。羅紗系統および縞甲系統の中間的の品。採光・肥料は普通。芋を切ると若返り本芸の出がおそくなる。性質は強健で培養しやすい品種。

王 将(おうしょう) 5年生 鉢3.8号

玉宝錦 (ぎょくほうにしき)

分類    薄葉系統  剣葉系
作出年代  不明
登録    昭和年
作出者     (兵庫県)
命名者    (愛知県)
登録者    日本萬年青連合会

剣葉系統の中型種。淡い緑の荒れ地に、二面竜、雅糸竜、本剣、鈴虫剣などの芸を現します。葉は腰折れで本剣と広い葉を交互に現す。性質は丈夫で作りやすい品種。近年縞のある木は少なくなり。覆輪だけの木が多い。

緑色の葉に黄色い縞柄を見せる美しい品種

 

最近では特に「玉宝錦の縞」は見かけなくなってきました。

玉宝錦(ぎょくほうにしき)2年生 濃緑色の葉に雅糸竜、剣葉、流れるような葉美しい、縞柄が抜けると濃緑色の葉が一段と美しさが増す美麗品、丈夫な品種

玉麒麟 (たまきりん)

分類    羅紗系統
作出年代  昭和初期
登録    昭和年
作出者    不詳
命名者    沢田松太郎(愛知県)
登録者

玉麒麟(たまきりん) 7年生 鉢4.0号

濃紺緑色で葉巾広く二面竜、高竜、熨斗葉、本剣、鈴虫剣を現します。
黄白色の覆輪を現します。羅紗系統の中ではボリュウムのある種類。
性質は強健で作りやすい品種です。

玉麒麟(たまきりん) 3年生

玉麒麟(たまきりん) 3年生

華陽 (かよう)

分類    羅紗系統
作出年代  昭和40年頃
登録    平成2年
作出者    不詳
命名者    小野金策  (岐阜県)
登録者    小野金策  (岐阜県)

福岡県の伊藤八郎氏が買い出し、「大江実生」として長い間注目されてきた中型種である。艶消しの地合いは柔らかく、濃緑色の地色と純白の深い覆輪は、彫りの深い雅糸竜を一段と強調して見せる。腰折れ、折下げが良く、首元太く、葉幅を引いた総雅糸竜の葉と剣葉を現し、左右均整のとれた姿は堂々として力強い。性質は強健だが、子上げは少なく、芋吹きによって殖やす。採光、施肥ともに普通。

華陽(かよう) 芋吹き 1年生濃緑色の柚子肌地に白い覆輪を見せる。

濃緑色の葉は艶けしの地、堀の深い雅糸竜・剣葉に覆輪を見せます。
力強い葉姿が特徴性質は強健。