ご旅行、出張時の万年青の管理

数日、管理ができないだけでしたら問題はさほどないと思いますが、もう少し長く管理ができない場合について考えていこうと思います。

 

春から夏、秋の生長期の場合

日も強く、万年青も水をよく吸い上げるので用土も乾燥しやすいと思います。もし外で管理する場合は、風通しを残しつつ、日よけを1-2枚多めにして暗くして管理します。鉢数が少なければ、鉢に水苔を厚めにのせておいてもよいでしょう。雨が当たるようなら安心です。

5日からそれ以上管理できないと、水をたっぷりとやり、家の中の冷暗所に置いておけば持ちます。扇風機などで万年青に当たらないように空気が動くとよいです。

1週間以上では、真っ暗な場所に、腰水を、鉢の1/3ほど水を入れたふろおけなどに置き、涼しくしておきます。木に力があると、もやしのように光をもとめて徒長した葉がでるので注意します。やはり1週間以上手がかけられない時は、後ほど紹介する、自動スプリンクラーなどをお勧めします。

冬の休眠期の場合

生長は止まっていますが、1-2月になると気温が低くても根が少しづつ動き出します。根が用土の水を吸って乾燥することはまずないですが、寒風、強風による乾燥で葉が焼けることがあります。それらをきちんとシャットアウトします。夏場と同じように、日よけはいつも以上にしておけば、かなり持つと思います。

ご出張やご旅行が多い方には、、

普段の用土、鉢から変えるのがよいと思います。赤玉土、日向土、鹿沼土など土けが多ければ、水やりの間隔も遠くなるので長期の旅行も安気です。同じように、鉢を大きめにしたり、水苔を厚くのせれば水をよく持ちます。

これらは忙しい方、高層階や風通しのよい場所に住んでいる方も同じ対策ができると思います。

これからご旅行や出張などが多いようでしたら、スプリンクラーのタイマーでの自動潅水の設備がホームセンターやネットショップにございます。日よけをきちんと引き、同じ場所でできるので安心です。水がかかっていない場所があるかもしれないので、自分で確認してすべての万年青に水がかかるようにしましょう。

 

ご旅行から帰りましたら、しっかりと水をやり、風通しの良い場所で育ててください。

春から秋の管理は、33℃以上になり蒸し暑くなりましたら、水苔を薄くする、もしくはとってしまって夏場の蒸れに対処してください。

 

おもとの豊明園