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2532,古代手島風 花唐草  外径約11.2cm 作良い 蔵出し 古くに作られた 大切に保管してあったもの

2532,古代手島風 花唐草  外径約11.2cm 作良い 蔵出し 古くに作られた 大切に保管してあったもの

¥9,800 税込
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2025.8.28 1点限り 作素晴らしい

鉢づくりは土づくりからはじまる
― 楽焼黒鉢 × 万年青 ―

万年青(おもと)にとって理想の鉢とは何か。
その答えのひとつが、**「黒楽鉢(くろらくばち)」**です。

楽焼は、天正年間(約400年前)に始まった、日本独自の焼き物文化。その特徴は、**1200℃の高温で本焼きした直後に水に漬ける「急熱急冷」**という焼成法。この急冷により、鉢の中には目に見えない微細な空気の通り道が生まれ、高い通気性・吸水性・排水性を実現。植物が心地よく育つ、まさに「呼吸する鉢」となるのです。




黒楽鉢ができるまで


土の選定から仕上げまで、すべてが手仕事。




  • 使用する土は、きぶし・がいろめ・瀬戸白ひききぶしの3種類。がいろめの粒が焼成後に収縮を防ぎ、鉢に独特の風合いをもたらします。(土の状態でこちらは分量をガラッと変えていきます。)


    職人が土をこね、手で一つひとつ形作る「手捻り成形」。鉢の形や厚み、口縁の反りなどには、それぞれの作家の美意識が込められています。


    成形後、数日乾燥させて足付け。この足の高さとバランスが万年青の根張りに影響するため、わずかなズレも許されません




     






 


門外不出の窯焼き工程


 


極秘の釉薬 × 窯の火加減 × 一瞬の冷却


 


黒の釉薬を塗った鉢は、800℃で素焼きした後、1200℃の高温で数分だけ本焼き。
すぐさま水槽へ移すことで急冷し、表面には黒の艶と、内部には無数の微細な空隙が生まれます。

この瞬間が、黒楽鉢の生命線。

通常、窯の温度や焼成時間、釉薬の配合は門外不出の秘技ですが、今回は特別にその一部をご紹介。動画もあわせてご覧ください。


 




 


鉢の中の職人技


 


"さな" 作りと通気調整


 


鉢底に空いた大きな穴を、**「さな(座)」**という内蓋のような細工で塞ぎ、水はけと通気性を調整。これもまた、万年青専用鉢ならではの繊細な工程です。


 




 


万年青に最適な鉢とは


黒楽鉢は、実用と美の融合。




  • 通気性・吸水性・排水性に優れる
    根張りが良くなる


    美術性と鑑賞価値が高い




プラ鉢に比べて割れやすく価格も上がりますが、それを補って余りある魅力があります。
万年青の命を支える黒楽鉢――その背景にある職人の技と歴史に、ぜひ触れてみてください。




🎥 特別公開


【万年青 × 黒楽鉢】密着:門外不出の窯焼き現場
→「黒鉢の焼き方」「楽焼の秘密」「鉢ができるまで」を動画で解説中!

※万年青鉢の柄について
細かな七々子。職人技です。古鉢にはまれにここまで、さらにはもっと細かなものまであり、ただ一つの柄ですが、職人は腕をみせる場所。 逆に、ごまかしの利かない、実力が分かってしまう場所でもあります。おもとを引き立たせる、美しい錦鉢の世界。

おもと鉢の柄 七々子(ななこ
古くから使われるおもと錦鉢の柄。もとは、小さな輪の文様の集まりが、魚の卵を連想させる事から、「七子」「魚子」「斜子」などの字があてられている。古くからある柄のようで、延宝六年(一六七八)の加賀藩の工芸標本『百工比照』の中に、「ななこ」の名称が見られる。また小浜藩の藩医が延宝年間に記した書物にも「魚子塗」の言葉が見える。鉢の柄は渋く、おもとを引き立てる、ということで古くから愛され、使われてきた。単純な柄ゆえ、その作家さんの技量もでて、素晴らしい物は古いものはもちろん、新しい物も価値が高い。格子の中の点である、金の絵具は、絵付けの時は黒く、地の鉢も黒鉢で、必ずといっていいほど目残しがある。手間も非常にかかる鉢でもある。
古くからあるので、描き方も様々。

七々子の意味
最初は魚の子と書いたともいわれ、魚の卵のように、たくさんの子供を意味し、転じて、たくさんに増えていくということから、ものの【繁栄】を現すようになっていった

※古鉢や中古鉢の場合は古く歴史の有る鉢です。使ってあるものが殆どで状態がさまざまです。小さなキズ、入、汚れ、ホツ等がある場合がございます。

楽焼は天正年間(約400年前)に始まる日本独特の焼き物です。
楽焼は《急熱急冷》という特殊な焼成方法をとります。
急熱急冷だから、鉢に細かな 微細な穴ができ、通気を良くしています。

おもと鉢  七々子鉢

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