0
¥0

現在カート内に商品はございません。

2486,波に鶴 外径約10.2cm 亘サイン 【12000→特価!】

2486,波に鶴 外径約10.2cm 亘サイン 【12000→特価!】

¥6,000 税込
重さ: 2000.00
数量
カートに追加しました。
お買い物を続ける カートへ進む

2025.6.17
1点限り 


鉢づくりは土づくりからはじまる


― 楽焼黒鉢 × 万年青 ―


万年青(おもと)にとって理想の鉢とは何か。
その答えのひとつが、**「黒楽鉢(くろらくばち)」**です。

楽焼は、天正年間(約400年前)に始まった、日本独自の焼き物文化。その特徴は、**1200℃の高温で本焼きした直後に水に漬ける「急熱急冷」**という焼成法。この急冷により、鉢の中には目に見えない微細な空気の通り道が生まれ、高い通気性・吸水性・排水性を実現。植物が心地よく育つ、まさに「呼吸する鉢」となるのです。




黒楽鉢ができるまで


土の選定から仕上げまで、すべてが手仕事。




  • 使用する土は、きぶし・がいろめ・瀬戸白ひききぶしの3種類。がいろめの粒が焼成後に収縮を防ぎ、鉢に独特の風合いをもたらします。(土の状態でこちらは分量をガラッと変えていきます。)




  • 職人が土をこね、手で一つひとつ形作る「手捻り成形」。鉢の形や厚み、口縁の反りなどには、それぞれの作家の美意識が込められています。




  • 成形後、数日乾燥させて足付け。この足の高さとバランスが万年青の根張りに影響するため、わずかなズレも許されません。






門外不出の窯焼き工程


極秘の釉薬 × 窯の火加減 × 一瞬の冷却


黒の釉薬を塗った鉢は、800℃で素焼きした後、1200℃の高温で数分だけ本焼き。
すぐさま水槽へ移すことで急冷し、表面には黒の艶と、内部には無数の微細な空隙が生まれます。


この瞬間が、黒楽鉢の生命線。


通常、窯の温度や焼成時間、釉薬の配合は門外不出の秘技ですが、今回は特別にその一部をご紹介。動画もあわせてご覧ください。




鉢の中の職人技


"さな" 作りと通気調整


鉢底に空いた大きな穴を、**「さな(座)」**という内蓋のような細工で塞ぎ、水はけと通気性を調整。これもまた、万年青専用鉢ならではの繊細な工程です。




万年青に最適な鉢とは


黒楽鉢は、実用と美の融合。




  • 通気性・吸水性・排水性に優れる




  • 根張りが良くなる




  • 美術性と鑑賞価値が高い




プラ鉢に比べて割れやすく価格も上がりますが、それを補って余りある魅力があります。
万年青の命を支える黒楽鉢――その背景にある職人の技と歴史に、ぜひ触れてみてください。




🎥 特別公開


【万年青 × 黒楽鉢】密着:門外不出の窯焼き現場
→「黒鉢の焼き方」「楽焼の秘密」「鉢ができるまで」を動画で解説中!




楽焼は天正年間(約400年前)に始まる日本独特の焼き物です。
楽焼は《急熱急冷》という特殊な焼成方法をとります。
急熱急冷だから、鉢に細かな 微細な穴ができ、通気を良くしています。

おもと鉢 作り方
楽焼黒鉢の製造工程

カテゴリ一覧