引越しおもとや、生け花でも使われるおもと。
そのおもとは、観葉植物として『緑の宝石』のように楽しまれています。
おもとの奥深い『芸』について
基本的な芸 二面竜(にめんりゅう)
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二面竜(にめんりゅう)
葉の上に、2本の竜が昇っているように見えますか?
葉の上が、変わった変化をして(芸をして)このようなものが出来てきます。
葉が出てくるときにはすでにこの形をしています。
二面竜
葉の上に2本の甲竜が昇っているものをいう。
二面竜を楽しむ品種
東明殿 殿様 天人冠 など様々あります。
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2匹の竜が昇っていると考えると、楽しいですね。
品種は殿様(とのさま)
覆輪の部分が内側に下り曲がり、すこし熨斗芸(熨斗葉)も現しています。
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熨斗葉(のしば)
葉の両端がのしをおったような形になっている葉。決して人が手を加えているわけではありません!!(笑)最初から、自然にこういった葉が出てきます。
熨斗葉を楽しむ品種
幽谷錦 出雲錦 翠峰 寿楽殿 殿様 などがあります。
おもとの芸は、多くの品種がいくつもの芸を示します。
その一つ一つの芸にも、親に成長するにつれ、その品種らしさが出てきます。

例えば、出雲錦の熨斗葉と、殿様の熨斗葉では感じが全く違います。
それぞれの品種らしさを引き出してあげると、よりおもと作りが楽しくなっていくと思います。