夏の栽培 注意点 芯の水が煮える

おもとは万年青と書き、万年の繁栄を現す
江戸時代を始めるにあたり、徳川家康公が万年青3鉢をその身にたずさえ、最初に江戸城に入城し、床の間に飾り繁栄を祈願した
おもとの花言葉
厳しい冬でも常緑なことから
「永遠の繁栄 「長寿

心をこめた贈り物に最適のおもと

おもとは日陰の植物なので、真夏の直射日光は気を付けます。
直射日光が強いと葉が焼けたり、葉の色が薄くなります。
色が薄くなるのは秋に肥料をやったり、極薄い液肥をやれば色は戻ってくるので問題ありません。
下葉が少々焼けてもすぐに次の葉が出てくるので問題ないです。
 
一番気を付けないといけないのが、
水やりの後に、芯の葉に水がたまり、それが直射日光で煮えてしまうこと
 
上の写真のように、芯に水が溜まっている

直射で日があたり、芯の水が高温に
生長点が高温で煮えてしまい、倒れてしまいます
 
温室にいて、ずっと観察していると
上の写真のように、直射が真上から当たっているものが
すぐに場所を移しました
遮光ネットなどで直射を遮ったりすればここでも大丈夫です。

 

この木も
前日の夕方5時に水やりをして、
次の日の正午でこんなにもまだ水がたまっています
獅子は特にたまりやすいです
 
ティッシュや筆で水を吸ってもよいです。
また、おもとの葉や芯に水がかからないように水やりはバケツに浸したり、鉢の縁にだけ水をやって、葉に水がかからないようにします。
 
真上からの直射や芯への直射に特に気を付けたいこの夏です。
豊明園