鶴裳 (かくしょう)

分類    大葉系統   大象観系
作出年代   明治17年
登録    昭和40年追認
作出者    大井大八(長野県)
命名者   栗本鋤雲(東京都)
登録者   日本萬年青連合会

鶴裳(かくしょう) 5年生 鉢7.0号
鶴裳の中斑が白銀色に変化「大象観」の実生で垂れ葉く、葉先が尖り葉全体に紺覆輪を見せる。葉は白銀ねずみ色刷毛柄を現す。繁殖良い強健品種。独特の色合いと葉芸を見せる。独特の色合い同系統には「永島」・「千代田城」・「千代田鶴」「雪上鶴」などが有ります。

鶴裳(かくしょう) 2年生

 

鶴裳(かくしょう) 7年生 鉢6.0号

「大象観」の実生で垂れ葉。葉全体がネズミ色のような刷毛柄で、その中に青緑色の切れの長い散り斑を現し、葉全体に紺覆輪が回る。性質は非常に強く、子上げも大変良い。株立ちにして飾ると大変きれいである。育てやすい品種なので、初心者でも立派に培養しているのを見聞きするが、古典保存品種として大切に育てたい品種である。大葉おもとの中では中型に入るが、一種独特の葉芸をする珍品である。

鶴裳(かくしょう) 3年生

駿河富士 (するがふじ) 

分類   大葉系統 大像観系
発見年度 昭和34年頃
登録   昭和39年
発見者  黄倉厳  (静岡県)
命名者  鈴木菊三郎 (愛知県)
登録者  小泉兵一 (静岡県)

春先の出芽の頃から筒状に伸びた葉に薄い流れ虎が鮮明に現われる。成長するに従い良質のものは、葉先から中ぶくれになった葉の中ほどにかけ白い流れ虎が広がる。そこから葉先までチリ斑虎になる。葉先は尖り、しかみもある。葉幅は中央部で12cm、葉長は50㎝内外。性質は強健で子上げも良い。葉先から真っ白に虎が出るため強い採光には用心する。白くなればほどほどの採光にする。

駿河富士(するがふじ) 1年生

出目の頃から白い虎を見せ、葉が伸びるに従い緑が増してくる。葉巾が広く葉長も50cm位大きくなる。繁殖は良い強健品種。露地植え可。実の付きは特に良い。白雪性は少し焼けやすい。

 

駿河斑といわれるこの木のみに現れる斑は、筋状に入り雪白で美しい。中ほどから広くなる葉幅は雄大で、大葉の中でも特に大型◦わずかに外側に垂れる。紺地は強く、雪白の駿 河斑が鮮やかに輝く。性質は普通。駿河斑は白いほど日焼けしやすく、特に葉全体が白くなる「白雪性」系統は日照管理が大切。肥料は多め。繁殖は良い

駿河富士(するがふじ) 2年生 6月25日  新芽が美しい

 

生け花 花材 おもと 駿河富士

万年青 生け花 万年青(おもと) 生け花

花材 万年青 品種 (駿河富士)するがふじ
葉10枚、実1つを付け生ける 池坊、七種伝の伝花とされて一種で生けます。 駿河富士の実12月色づく、3鉢から葉を選び生けて見ました。オモトは大変に日持ちがよく、水をこまめに換えると4カ月程持ちます。

駿河富士(するがふじ)

駿河富士(するがふじ)の根

剣 (つるぎ)

分類   大葉系統 縞柄
作出年代 昭和60年頃
登録   平成9年
作出者  不詳
命名者  田中興亜(鹿児島県)
登録者  田中興亜(鹿児島県)

 

剣(つるぎ) 7年生 鉢 8.0号
葉巾広く、葉肉も厚い、葉先は鋭く直線的な容姿は力強く、
まさに剣を想わせる豪快さを身に付けていて魅力ある品種。
子上げ良く性質は強健で作り易い。

剣のような葉先

 

大葉系の縞物の中でも、特長がある品種で、葉幅は広く、葉肉も厚い姿は、扇のように放射状に広がる姿は人の目を引く。葉先は鋭く直線的で力強く、まさに剣を思わせる豪快さを身に着けている魅力的な木です。縞覆輪は少なく貴重。多くは覆輪の木である。性質は強健で採光は強め。施肥は多めが良い。根が太いため肥料の吸収がよい。

銀河  (ぎんが)

分類   大葉系統 図柄
作出年度 昭和58年
登録   平成5年
作出者  秋野睦平  (静岡県)
命名者  森弘臣 (静岡県)
登録者  小林春雄 (静岡県)

「長生閣」の実生に図が現れたもので、広い葉幅は葉先が丸く立ち葉となる。覆輪は深く雪白で、白黄色の刷毛縞、棒縞が葉全体に現れる。純白の図は打ち込まれたように図量が多く純白に入って美しい。重量感のある容姿は雄大で見ごたえがある。図は至って抜けにくく安心して栽培できる。性質は強健で子上げも良い。最近は縞と図の両方出ているものが少なくなりました。

濃緑色の広い葉に白く細かい図柄を見せる。覆輪は細く入る、株立ちになりやすく、丈夫で作り易い品種。縞、図柄の良い品は少ない。

吉光の松 (きっこうのまつ)

分類    薄葉系統   千代田系
作出年代  昭和52年
登録    平成5年
作出者    吉光和平 (福岡県)
命名者    丹下和郎 (愛知県)
登録者    吉光和平 (福岡県)

葉長10㎝、葉幅3㎝内外。葉肉が厚く、立ち葉で襟組良く、左右均整の取れた姿は気品高く、千代田系の中でも独特な個性を持っている。特に地合いは羅紗地に近く、葉芸はこの品種特有の節目のさざ波のような雅糸竜を現し、純白の千代田斑を引き立たせる。薄葉系の美しさと羅紗系の力強さを兼ね備えた逸品である。葉肉があるため採光を少々強くしても良い。千代田系では丈夫な品。

吉光の松(きっこうのまつ) 3年生 鉢4.0号 厚い葉肉に緻密な雅糸竜を現します。襟組み良く丈夫な品種です。

節目のさざ波のような緻密な雅糸竜

吉光の松(きっこうのまつ) 3年生

旭光宝 (きょくこうほう)

分類    薄葉系統  一文字系
発見年度   昭和初期
登録     昭和39年
発見者   久保誠之助(愛知県)
命名者   増島松蔵(神奈川県)
登録者   増島松蔵(神奈川県)

濃緑色の葉に深い覆輪がかかり図柄が現れます。葉肉は厚く根も太いです、子上げも良い品種。地球宝の羅紗地に変化した物。

羅紗地の「地球宝」として昭和初期に出現した。愛知県・福岡県で変化したものとそのご東京で変化したものがある。古くからありながら容易に繁殖せず、その培養は至難であると思われていた。しかし昭和37年頃からようやく増殖し出回るようになり、「旭光宝」として登録された。大きさは「日月星」より少し小型、羅紗地だけに葉肉が厚く葉先鋭く尖り、葉の反りがない。覆輪が深く首元で太くなり、男性的な魅力がある。施肥・採光ともに強めが良い。

旭光宝 (きょくこうほう) 2年生

山雅の松 (さんがのまつ)

分類    薄葉系統   千代田系
作出年代  昭和41年
登録    平成13年
作出者    野入健三 (東京都)
命名者    萩原恒敏 (山形県)
登録者    山口俊行(茨木県) 杉本茂雄(埼玉県)

「千代田の松」の紺覆輪が純白に変化したもの。原木の「千代田の松」と葉芸は同一で、高い甲竜を中央部に現し、剣葉、雅糸竜を現す。元来、斑の白さは鮮明で純白に近いものであるため、雅糸竜もまた白く輝きを持つ色になる。紺性は特に強く、白とのコントラストは鮮やかである。性質は弱め、斑があまりにも明るいという長所を持つ反面、緑の部分が少ない。親木に近づくに従い一層白が強くなる。乾燥した風には弱く、春先には要注意。採光は若干弱めだが、施肥は原木と同様、少々強めが良い。

 山雅の松 (さんがのまつ)

千代田の松」の紺覆輪 が白覆輪に変化したもの。葉芸は原木の「千代田の松」と同じで、高い甲竜、雅糸竜、たるみのない引きしまつた葉姿をみせる。千代田系の王者「千代田の松」の変化といぅことで注目度が高く、入手希望者は多い。斑があまりにも明るく、緑の部分が少ないので乾燥した風、強い陽に注意。肥料はやや強め。

三光の松   (さんこうのまつ)

分類    薄葉系統   千代田系
作出年代  昭和16年
登録    昭和30年追認
作出者    松谷正太郎 (東京都)
命名者    榊原清一 (東京都)
登録者    日本萬年青連合会

葉長15㎝、葉幅3㎝内外。葉繰り良く、中立ち葉で乱れのない葉姿は全体的にスマートで上品な感じを受ける。本種の千代田斑はこの系統の中でも最も白く、光沢のある濃紺緑色の覆輪は雪白な千代田斑を鮮やかに引き立たせる甲竜と低い雅糸竜、まれに玉竜も現す。斑が白いわりに育てやすい品種で、少々日強に作ったほうが力強さが出てきて中立ち葉のまとまりの良い葉姿になります。子上げ・芋吹きともに良く人気の高い品種。

白い千代田斑に濃緑色の覆輪が美しい。

白い千代田斑に濃緑色の覆輪を見せ、葉の中央に二面竜を現す。
性質は強健で作りやすく人気の高い品種。

三光の松(さんこうのまつ)  白い斑のものから青い柄の物が出る。

 

青い三光の松は実親としても優秀

満月 (まんげつ)

分類    薄葉  系統
作出年代  不明
登録    不詳
作出者    不詳
命名者    不詳
登録者    日本萬年青連合会

作出年度 1860年の銘監に掲載、慶應元年の銘監に西前頭1段目7番に掲載されています。為萬年青芽(おもとめとして)

梨地葉で濃紺緑色の葉に純白の覆輪で覆います。葉幅広く少し波打ちゆったりとした葉型。性質は強健で繁殖良く。露地植えでも良く出来ます。

江戸時代より続くおもと 中型種で濃緑色の葉に白い鮮明な覆輪を見せる。
性質は強健、繁殖は良い

品種 満月(まんげつ)  1年目の芽吹き 8月

鳳凰 (ほうおう)

分類    薄葉系統  剣葉系
作出年代    明治30年頃
登録    昭和27年
作出者   山中(愛知県)
命名者   日江井(愛知県)
登録者   日本萬年青連合会

鳳凰(ほうおう) 4年生 鉢 3.5号 命名時(明治30年)頃の鉢

小型で中立ち葉に縞柄を現し剣葉を出す。縞のない物を「栄冠」と言う
縞柄が美しく、剣葉とのコントラストが華やかな希少品種
性質は中、繁殖良い。採光は普通。

剣葉系。小型種。淡い緑の艶のある地に黄色みのある覆輪が美しくかかる。幅広い葉に雅糸竜をのせ、剣葉、鈴虫剣の葉芸もだす。腰折れのよい姿となる。性質はやや弱いほうだが、繁殖は普通。

栄冠(えいかん) 3年生 鉢 3.0号  大正5年 命名 水野淳治郎
覆輪だけの物を栄冠と呼び縞柄が現れると鳳凰と呼びます。
明治の鉢は青い鳳凰が丹誠に画かれています。