玉松 (ぎょくしょう) Gyokusiyou

分類    千代田系統
作出年代  昭和45年
登録    昭和60年
作出者   熊谷善幸(福島)県
命名者   榊原八郎 (東京都)
登録者    熊谷善幸・袖山功

千代田斑を持った本格的な羅紗地の物は本種が初めてである。福島県いわき市で作でされたが、初期の頃は斑が暗かったものの、初芋を切って鮮明な斑を持った芋吹きが二本できた。やや斑の良否があるが、葉先の鋭い葉形、折り下げの良い葉の伸びなど、羅紗特有の雰囲気を備えている。青の覆輪は深くなり、緑と白のコントラストも良い。千代田斑のあるものに「松」の字が付くのがふさわしいが、本種はその大きさと葉姿から、「玉松」と付けられたのである。