桜岳錦 (おうがくにしき)

分類   大葉系統 縞柄
作出年代 昭和60年
登録   平成18年
作出者  渋谷茂夫 (鹿児島県)
命名者  有村實一 (鹿児島県)
登録者  有村實一 (鹿児島県)

 

昭和60年鹿児島県にて、大葉羅紗系の「大錦」と曙系の「白鶴殿」の交配により生まれる。「達磨」は本種と実兄弟である。本種は作出者の名前から長い間『渋谷実生』と呼ばれていたが平成18年に登録され命名されました。姿は葉幅が広く立ち葉で葉肉も厚く覆輪と黄白色の縞を現し力強い葉姿となる。比較的縞柄の狂いも少なく、繁殖力も旺盛で作り易い初心者の方にもお勧めの品種です。株立ちに仕上げると一層本種の魅力が増す。採光は遮光ネツト越しに、肥料は普通で良い。

少し丸葉型の受け葉

薩摩大王 (さつまだいおう)

分類    大葉系統 曙系
作出年代     昭和
登録    平成24年
作出者   不詳
命名者   不詳
登録者

大葉系の中では大型になるが、首元はガッシリして太く、立ち葉性で、葉先はやや丸みがあり、紺性が強く光沢がある葉に白い覆輪を見せる。数多い曙系の中でも特に紺性が一段と冴え、力強い美しさは抜群である。性質は強健で育てやすく、曙虎は暗みやすいので、採光は十分強めにする。

薩摩大王(さつまだいおう) 覆輪は葉先にかけて薄くなる。

凱旋 (がいせん)

分類   大葉系統 縞柄  江戸おもと
作出年代 明治28年頃
登録   昭和40年
作出者  中村弥早太郎(鹿児島県)
命名者  中村弥早太郎(鹿児島県)
登録者  日本萬年青連合会

 

大葉縞柄おもとの代表格。ズバッと大柄にはいる棒縞は、他の縞ものにはない豪快な魅力 があり、縞ものの至高の品。広葉で受け葉、丸みのある葉姿は、その縞柄の魅力を生かしている。葉長50㎝、葉幅12㎝内外。性質は強健。採光、肥料は強め。子上げも良いが、人気で品数が少ないため需要が供給を大きく上回っている。

棒縞:大きく入る縞荷  櫛目縞:櫛の目のように入る細かな縞柄

凱旋(がいせん) 6年生 鉢 6.0号
大葉系統の縞物を代表する品種で日露戦争祝勝会にあやかって命名された。葉肉が厚く濃緑色の艶消しの地合いにに白覆輪をかけ、黄白色の棒縞が美しく現われ、又刷け縞も入り美しく見せます。受け葉で葉巾が広く丸いのが特徴。性質は強健で子上も良い、実付きも良い。

棒縞:大きく入る縞荷  櫛目縞:櫛の目のように入る細かな縞柄

旭光殿 (きょくこうでん)

分類   大葉系統 縞柄
作出年代 大正7年頃
登録   昭和 年
作出者  永吉新八郎 (鹿児島県)
命名者  米山慶助 (鹿児島県)
登録者

 

親木で葉長40~50㎝、葉幅8㎝内外。「凱旋」に似ているが、覆輪はやや広い、葉は基部から葉先に自然に尖る。葉面の光沢、紺性特に良い。刷毛縞で良くできたときは、黄色、白色。乳白色の三色を現す。特徴武町の永吉新八郎氏が「凱旋」の種子をまいて作出されたものを迫氏が譲り受けて「凱旋」と称したので、当時の趣味者は「迫凱旋」と呼びました。昭和29年米山慶助氏が中間一平氏より買って「旭光殿」と改名して池田享氏へ譲ったものです。「凱旋」と異なるところは刷毛縞が棒縞の間に入るので区別できます。葉型は「小久保高嶺」とよく似ています。

福黄金 (ふくこがね)

分類    大葉系統 虎系
作出年代  昭和52年頃
登録    平成4年
作出者   山崎登(千葉県)
命名者   高倉要雄 (茨城県)
登録者   高倉要雄 (茨城県)

福黄金(ふくこがね) 7年生 鉢6.0号
緑色の白斑に星のように散りばめた白虎斑が入りる。性質は強健で作りやすい品種です。午前中、採光を強く採ると柄が現われやすい品種。 ふっくらした白斑葉は虎班を見せ肉厚で紺覆輪を現わす。どっしりした木は子出し良く実付きの良い品種。春先からの採光を強めにすると虎柄が現れやすい。性質は強、肥料やや多目・日光中。

寿の花 (ことぶきのはな)  武陵の華

分類     大葉系統 虎系
発見年代  昭和40年
登録    昭和
発見者   不詳
命名者   不詳
登録者

寿の花 (ことぶきのはな) 別名 「武陵の華」ぶりょうのはな、昭和40年寺師寿房氏よりいただいた「日向高嶺」を庭のダイダイの木の下に植えておいたところ、雪白の虎斑がきれいに出現しました。大木の中立ち葉で、葉長50㎝、葉幅8㎝内外。虎斑は流れ斑で良く残り大変美しい品種。

太白山 (たいはくざん) 本高隈

分類    大葉系統 虎系
作出年代  享保11年(1726)以前か
登録    昭和40年
作出者   川越家が見出す
命名者   不詳
登録者   日本萬年青連合会

太白山(たいはくざん) 2年生 鉢約12.5cm

「太白山」とも、「高隈山」「本高隈」とも呼ばれ、高隈系統の代表品種。高隈系統の先祖か、現在では数少なく希少になってきた。鷲高隈はより立ち葉だが、こちらの木は素直な姿、扇のような姿をみせる。葉長は60cm~70cmになります。葉は裏骨強く、紺性強め雪白の虎を現し、暗むことはほとんどない、強い直射日光には注意するが、春から夏の朝日を採ることで柄がよくでる。

「高隈」系の代表品種で、宮之城町舟木の平八重喜内氏(97才)のお話では、「大正15年、宮之城線工事に際し、川越家の旧屋解体のとき、倉庫の中の家系図の記録の中に享保11年(1726年)「高隈」を持ってきたとあります」

児玉残雪 (こだまざんせつ) 

分類    大葉系統 虎系
発見年度  明治初年
登録    昭和37年
発見者   児玉某(鹿児島県)
命名者   不詳
登録者   松尾与市(鹿児島県)

児玉残雪(こだまざんせつ) 5年生 鉢 7号

「都の城」に虎が現れたもので、立ち葉性、葉肉が厚く、白覆輪も深い。虎は全体に大柄に入り、時には吹雪のように現れる。大葉おもとの名品であるが、8月以降虎が暗む物もある。その虎の暗みを少しでも抑えるには、春先から十分日光に当てて管理する。日光不足だと虎が出ず、また非常に暗みやすい。性質は大変強健で、作り方を間違わなければ美術品に仕上がりしやすい。実付きの良い品種。

児玉残雪(こだまざんせつ) 6年生 鉢 7号
『都の城』の雪白の覆輪、濃緑色の地に白虎が現れたおもと。葉姿は立ち葉・豪快で美しく、性質は大変強健で作りやすい品種。

児玉残雪(こだまざんせつ)  虎柄

荻島錦 (おぎしまにしき)

分類   大葉系統 縞柄
作出年代 昭和24年頃
登録   昭和46年
作出者  藤野 (静岡県)
命名者  荻島喜四郎 (静岡県)
登録者  荻島喜四郎・森平治 (静岡県)

葉肉厚く、白覆輪をかけ黄白色の縞柄と純白の矢筈柄を現します。葉面に甲竜、葉裏に裏雅糸竜を出すなど「長寿楽」の実生系らしく多彩な芸を持っています。繁殖は子出が大変良い。また芋が弱い性質がある。強く採光すると矢筈柄が鮮やかに出てきます。

高千穂  (たかちほ)

分類   大葉系統 虎柄
発見年度 明治初期
登録   昭和40年追認
発見者  不詳
命名者  不詳
登録者  日本萬年青連合会

高千穂(たかちほ) 5年生 鉢 6.0号
立ち葉の濃紺緑色の葉に純白の虎斑を現す。虎斑は大柄に現われたりまた星を散りばめたように細かく入ったりします。子上げ良く性質は強健で作り易い。

高千穂(たかちほ) 5年生 鉢 6.0号

濃紺緑色の葉に純白の虎斑、深紅の実が美しい。実付きの良い品種。

高千穂(たかちほ) 8年生 鉢 7.0号

「五大高嶺」に虎斑が現れたもの。覆輪が深く地合いが厚い五大系は、「都の城」に比べると少し小型になる。葉幅6㎝葉長50㎝内外。立ち葉性で、葉の中央部から少しふくらみがある。虎は、葉先から縦に流れるように入ったり、星を散りばめたように入ったりする。上質のものは虎の冴えも良く、雪白に入る。明治時代の銘鑑からすでに登載されており、古くから良さが認められ、親しまれてきた品種である。性質は強健で、繁殖も良い。