『富士原龍』ふじはらりゅう

立葉性の細巻葉で、亂形に生ず
葉面に鮮かな白縞を現わし、稀品として推賞さる

『羅紗甲竜』らしゃかふりゅう

垂葉性の丸葉で、地合は青無地に羅紗地、葉面の中央を挟んで左右に二條の甲竜あり
地合の羅紗と甲竜に依り其名あり

萬年青百種大観
 おもとひゃくしゅたいかん

『龍王角』りゅうわうかく

立葉性の細巻葉で、亂形に生ず 葉面は青無地に甲竜を有し、奇品として推賞せらる

『萬年青百種大観』橋本八重三著

和装・石版彩色  東京 六合館発行

昭和二年六月発行

『羅紗丸』らしゃまる

半垂葉性の丸葉で、先端尖り、葉縁に大波あり、地合は青無地で羅紗地なるを以って其名あり

『犀角』さいかく

立葉性の筒葉で、亂形に生ず、葉面は青無地に甲竜を有し、犀角に似たるを以って其名あり

『寶龍』ほうりゅう

立葉性の小出来で、葉縁大波を生じ青無地に甲竜を有す、貴品とす

萬年青百種大観1
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昭和2年の本

『阿蘭陀』おらんだ

立葉性の細巻葉で、亂形に生じ 細き覆輪を帯び、珍種として推賞せらる

『日月星』じつげつせい

半立葉性の中葉で、葉は左右の両縁から中央へ巻き込み、純白の鮮やかな覆輪を帯びて葉裏は細き縦筋を現はし
珍種として好事家の愛賞措かざる逸品なり

  当時流行の萬年青百種を紹介解説してあります。
  百種の内、実親十種、裏芸十種、獅子一種、小葉十三種、中葉四十二種、大葉二十四種。
  この本が出版された昭和初期では中葉のゆったりした葉芸のおもと、紅流や今では想像も出来ないような裏芸を持った珍奇おもとに人気があったようです。